自動車の売却契約を結ぶ際には、クーリングオフ制度が利用できないことを認識しておいてください。


クーリングオフとは、一定期間内であれば契約を無条件で取消できる制度のことですが、自動車の売買取引には適用されません。


これは、車の売却が慎重に検討される必要があると考えられているからです。


契約書に署名や押印をした瞬間から、法的拘束力が発生しますので、軽率に契約を結ばないようにご注意ください。


ただし、一部の買取業者は独自のキャンセル規定を設けていることがあります。


たとえば、JPUC（一般社団法人日本自動車購入協会）の規定を採用している業者では、車の引き渡し翌日までに無償で契約を取り消すことができる場合があります。


契約を結ぶ前に、キャンセル条件を十分に確認することをお勧めします。