耐震基準に関する情報の探し方

耐震基準に関する情報の探し方
建物の耐震基準を確認する方法について、建物の築年数を考慮するだけでなく、建築確認日を確認することが大切です。


耐震基準は1981年6月1日以降に改正されたため、築40年以内の建物は新しい耐震基準に基づいている可能性が高いです。


しかし、建築確認日を確認することでより正確な情報が得られます。


建築確認日は建物が実際に建築確認申請が受理された日を示しており、この日を基準に新旧耐震基準の判断が行われます。


参考ページ:新耐震基準確認方法|旧耐震基準と新耐震基準の確認方法とは?
例えば、建物の完成日が1981年10月でも、建築確認日が1980年10月の場合、古い耐震基準で建てられている可能性があるため注意が必要です。


ただし、建築確認日と竣工日の差が大きい場合も考慮する必要があります。


特に鉄筋コンクリート造の建物では、コンクリートの強度を高めるための工程が必要であるため、建築確認日と完成日の間に1年程度の差があることが一般的です。


このように、建物の耐震基準を判断する際には、築年数だけでなく建築確認日も確認する必要があります。


中古住宅市場には、新築でない住宅が取引されています。


その中には、旧耐震基準の物件も含まれており、都心部などの地価の高い地域でも見かけることがあります。


旧耐震基準の物件を購入すると、購入価格を抑えることができるという利点がありますが、注意が必要な点もいくつかあります。


旧耐震基準の物件を購入する際には、耐震補強工事の実施状況を確認することも重要です。


建物の耐震性は非常に重要な要素であり、安全性を確保するためにも事前にしっかりと確認しておくことが必要です。