火災保険料の相場とは
火災保険に加入する際に気になるのは、保険料の相場です。
しかし、火災保険料の相場というものは実際には存在しません。
その理由は、建物の構造や所在地、補償内容などによって保険料が大きく異なるからです。
一般的には、2万円から20万円以上の範囲になりますが、10年一括契約の場合には特に幅が広いです。
参考ページ:住宅 火災 保険 おすすめはどんな内容?メリットやデメリットを解説
保険料が決まる仕組み
火災保険の保険料は、建物の構造、専有面積、所在地、補償内容、特約、保険期間、保険金額などによって決まります。
まず、建物の構造によって火災時の燃え広がり方が異なるため、保険料にも影響します。
一戸建ての場合には、耐火構造があるT構造と非耐火構造(木造や土蔵造り)があります。
一般的には、T構造の方が保険料が安くなる傾向がありますが、木造でも耐火建築物や準耐火建築物に該当する場合はT構造とみなされます。
次に、専有面積が広くなれば保険料も高くなります。
また、所在地によっても災害リスクが異なるため、火災保険料も地域によって設定が異なります。
例えば、台風が多い九州や沖縄エリアでは、保険料が他の地域に比べて高くなる傾向があります。
また、消火施設の充実度も保険料に影響します。
首都圏のように住宅が密集している地域は、火災リスクが高いですが、消火施設が充実しているため、保険料は意外にも低くなることがあります。
以上のように、保険料の相場というものは存在せず、建物の構造や所在地、補償内容などの要素によって保険料が大きく異なることがあります。
したがって、火災保険に加入する際には、これらの要素を考慮して保険料を検討することが重要です。