一般的には、「事故車」と「修復歴車」は同じものだと思われていることがあります。
しかし、中古車業界ではこれらはまったく異なるものと考えられています。
中古車の査定では、過去に事故が起きたかどうかよりも、修復歴の有無が重要な要素です。
つまり、事故が起きたとしても修復が行われていなければ問題ないと考える人もいるかもしれません。
しかし、該当部分に傷やへこみが見つかれば、それは修復歴車として扱われることになります。
ただし、修復しても修復歴車ではない部分もあります。
それは、フロントバンパー、ロアスカート、フロントフェンダー、ボンネット、リアフェンダー、トランクリッド、リアバンパー、サイドシルパネル、ドアなどです。
また、フレームからボルトで外すことができる部品でも、交換されている痕跡があっても修復歴車とは見なされません。
さらに、特殊なケースでは、いくつかの要素が修復歴車とは見なされないこともあります。