みなし残業はおかしいのか?おかしいなら何がおかしい?

・「みなし残業はおかしい」と聞きますが、何がおかしいの?
・みなし残業の特徴やメリット、デメリットもあれば教えてほしい!

みなし残業とは、固定残業代とみなし残業時間が事前に決まった人事制度。


月30時間のみなし残業代がいくら、と決まっていればその枠内で働けばみなし残業代が支給されます。

仮に固定残業時間が超えることがあれば超過分は割増賃金として別途支給されます。


ここまでの話を聞けば従業員側にメリットが多く、何のおかしな点は感じられませんよね。

ただ、みなし残業には続きがあります。


それは、企業側が本来支払うべき超過分の残業代を支給しない、という問題があります。

つまり、おかしいケースをまとめると、

【おかしいケース1】求人票の記載(残業時間数や手当の額等)が曖昧
【おかしいケース2】就業規則や労働条件通知書に時間と額の記載がない
【おかしいケース3】36協定を締結していないのに残業を強いる

参考:【おかしい!】みなし残業なのに残業しないで早く帰るのはおかしいこと?

上記のようなおかしいケースが散見されます。

今後転職活動を予定していてみなし残業を導入する企業の場合。


これらのおかしい点を踏まえて、冷静に対処するのがよいでしょう。